科目は「企業・産業分析スキル」「ビジネスプラン策定スキル」
対象は、主に社会人だった。講義科目は、以下の2科目だった。いずれも2単位科目だった。毎週水曜日の午後7時半~9時に開いた。
科目
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時期
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内容
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企業・産業分析スキル |
4~7月 |
・企業戦略の競争環境 ・利益・財務構造などの分析 ・提携企業や買収企業の模索 |
ビジネスプラン策定スキル |
10~2月 |
・事業の将来を体形的にまとめた文書の書き方 ・群馬県内の企業の新規事業展開を考える |
「企業・産業分析スキル」は、企業戦略の競争環境や利益・財務構造などの分析を学んだ。さらに、提携企業や買収企業の模索などをテーマとした。
「ビジネス」では、事業の将来を体形的にまとめた文書の書き方を学習した。そのうえで、群馬県内の協力企業を募って、受講生自身がその企業の新規事業展開をデザインした。
受講生は、主に企業の経営者、ビジネスパーソン、自治体職員らがターゲットだった。「科目等履修生」の制度を活用し、群馬大学大学院に入学しなくても、「サテライト」の開講科目が受けられるようにした。
高崎駅近くという立地も、サラリーマンの職場帰りの登校を容易にした。現役の群馬大学大学院生も受講できた。
田村泰彦研究科長は「企業、社会、地域とのつながりを意識した。これまでの大学の姿を一変させる取り組み」と話した。
野村證券の永野貴士・高崎支店長
野村證券の永野貴士・高崎支店長は「地元でのビジネス教育を望む声が増えるなか、地元貢献を第一に考えた。そのための知識も提供していきたい」と述べた。
開講式
開講式には、勤め帰りのビジネスマンなど社会人受講生28人と群馬大学大学院生の計約40人が出席した。
田村泰彦研究科長が一人ずつ学生証を授与した。野村證券取締役の中村昭彦さんが金融市場に関する基調講演をした。
受講生は毎週水曜夜の約1時間半の講義を受けた。企業の収益分析技術や事業計画書をまとめたりする力を養った。
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